住宅ローンの借り換え検討で、まず候補に挙がるのがネット銀行。メガバンクより金利が低く、手数料も安いことが多いため人気です。

この記事では、住宅ローン業界の主要ネット銀行5社(auじぶん銀行・住信SBIネット銀行・ソニー銀行・PayPay銀行・楽天銀行)の変動金利・手数料・特徴を一覧で比較します。
1. 主要ネット銀行5社の基本比較表【2026年5月時点】
| 銀行 | 変動金利 | 5年ルール | 事務手数料 | 保証料 |
|---|---|---|---|---|
| auじぶん銀行 | 0.319%〜 | あり | 借入額の2.2% | 無料 |
| 住信SBIネット銀行 | 0.298%〜 | なし | 借入額の2.2% | 無料 |
| ソニー銀行 | 0.497%〜 | なし | 44,000円固定 | 無料 |
| PayPay銀行 | 0.349%〜 | なし | 借入額の2.2% | 無料 |
| 楽天銀行 | 0.687%〜 | あり | 330,000円固定 | 無料 |
※2026年5月時点の最優遇金利・手数料。最新情報は各銀行の公式サイトで確認してください。
2. 各銀行の特徴を整理

① auじぶん銀行:業界最安水準の金利
- 金利:0.319%〜(業界最安クラス)
- 5年/125%ルール:あり
- 強み:金利の安さ・au/UQモバイル契約者の優遇あり
- 注意点:事務手数料2.2%は他行と同等
金利重視で5年ルールの安心感も欲しい人向け。最も選ばれている選択肢の一つです。au経済圏のユーザーなら、PontaポイントやWALLET特典で更にお得。
② 住信SBIネット銀行:5年ルールなしの即時反映型
- 金利:0.298%〜(最安)
- 5年/125%ルール:なし(即時反映型)
- 強み:業界最安金利・全疾病団信が無料付帯
- 注意点:金利急騰時に月返済額が即上がる
家計の余裕があり、未払利息を絶対に発生させたくない人向け。全疾病団信が無料なのは大きな強みで、健康面のリスクヘッジを重視する人にも適しています。
③ ソニー銀行:手数料が圧倒的に安い
- 金利:0.497%〜(やや高め)
- 5年/125%ルール:なし(即時反映型)
- 強み:事務手数料44,000円固定(残債大きい人ほど有利)
- 注意点:金利は他社よりやや高い
残債5,000万円以上の借入なら、auじぶん銀行(2.2%=110万円)よりソニー銀行(44,000円)の方が手数料で有利。「諸費用を最小化したい」人の有力な選択肢です。
④ PayPay銀行:シンプルでスピーディー
- 金利:0.349%〜
- 5年/125%ルール:なし(即時反映型)
- 強み:申込から借入まで最速・全期間優遇幅統一
- 注意点:団信オプションが他行より少なめ
「すぐ決めたい・シンプルな商品設計が良い」人向け。申込からスタートまで最短2ヶ月とスピード感が魅力です。
⑤ 楽天銀行:金利は中位・手数料固定
- 金利:0.687%〜(やや高め)
- 5年/125%ルール:あり
- 強み:事務手数料330,000円固定(残債1,500万円超で有利)
- 注意点:金利は他ネット銀行より高い
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3. 残債3,000万円で借り換えた場合の手数料比較

| 銀行 | 事務手数料 | 保証料 | 手数料合計 |
|---|---|---|---|
| auじぶん銀行 | 66万円(2.2%) | 無料 | 66万円 |
| 住信SBIネット銀行 | 66万円(2.2%) | 無料 | 66万円 |
| ソニー銀行 | 4.4万円 | 無料 | 4.4万円 |
| PayPay銀行 | 66万円(2.2%) | 無料 | 66万円 |
| 楽天銀行 | 33万円(固定) | 無料 | 33万円 |
手数料だけ見ると、ソニー銀行が圧倒的に安いです。ただし金利が0.5%前後と高いため、24年返済なら金利差で逆転する可能性があります。
4. 残債3,000万円・24年でトータル比較
| 銀行 | 金利 | 月返済額 | 総支払額(手数料込) |
|---|---|---|---|
| auじぶん銀行 | 0.319% | 約108,000円 | 約3,180万円 |
| 住信SBIネット銀行 | 0.298% | 約108,000円 | 約3,175万円 |
| ソニー銀行 | 0.497% | 約110,500円 | 約3,225万円 |
| PayPay銀行 | 0.349% | 約108,500円 | 約3,190万円 |
| 楽天銀行 | 0.687% | 約113,000円 | 約3,290万円 |
※あくまで「現状金利が完済まで継続する」前提の試算。実際は変動金利のため将来上昇する可能性あり。
住信SBIとauじぶんが最も総支払額が低い結果。金利の0.02%差は、長期で見ると数万円の差にしかなりません。実質、この2行はほぼ同等と考えてOK。
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5. 残債別の最適銀行
| 残債帯 | 最適候補 | 理由 |
|---|---|---|
| 1,000-2,000万 | auじぶん or 住信SBI | 事務手数料絶対額が安く、金利も低い |
| 2,000-3,000万 | 住信SBI(5年ルール不要なら)or auじぶん | 金利最安水準+団信充実 |
| 3,000-5,000万 | ソニー or 住信SBI | 手数料額の差が大きい |
| 5,000万超 | ソニー銀行(圧倒的に手数料有利) | 事務手数料44,000円固定 |
6. どの銀行を選ぶか:5つの判断軸

① 金利の安さ重視 → 住信SBIネット銀行 or auじぶん銀行
0.3%前後の業界最安水準。長期で総支払額を最小化したい人向け。
② 5年ルールの安心感重視 → auじぶん銀行 or 楽天銀行
短期の家計を守りたい・未払利息リスクを取りたくない人向け。
③ 手数料の安さ重視(残債大きい人)→ ソニー銀行
事務手数料44,000円固定。残債5,000万円以上の借入なら最有利。
④ 即時反映で透明性重視 → 住信SBIネット銀行 or PayPay銀行
金利上昇分が即時に月返済額に反映。「見える化」優先の人向け。
⑤ 団信の手厚さ重視 → 住信SBIネット銀行
全疾病団信が無料付帯。健康面のリスクヘッジを重視する人向け。
7. 借り換え判断のステップ
- 現在の金利と残債・残期間を確認
- 本記事の5社の中から、自分の優先順位に合う候補を2-3行に絞る
- 仮審査を出す(無料・ネット完結)
- 通った金利でシミュレーターに入力して試算
- 諸費用込みで100万円以上の差なら借り換え検討
具体的な判断条件は借り換えで300万円トクする3条件を併読してください。
8. 仮審査を出すときの3つのコツ
① 2-3行に絞って同時申込
1行ずつ申込むと判断に時間がかかります。2-3行に同時に仮審査を出して、結果を比較するのが効率的。仮審査は信用情報に影響しません。
② モゲチェック等の一括比較サービスを使う
モゲチェック・住宅ローン比較.com 等を使えば、5-10行の仮審査結果を1度に取得できます。手間が大幅に減ります。
③ 提出書類を事前に揃える
仮審査には以下が必要:
- 本人確認書類(運転免許証等)
- 収入証明(源泉徴収票 or 確定申告書)
- 現在のローン残債証明書
- 住宅ローン控除関連書類(あれば)
事前にスキャンしておけば、申込時に即提出できます。
9. メガバンクとの比較:ネット銀行の優位性
| 項目 | ネット銀行 | メガバンク |
|---|---|---|
| 金利 | 0.3-0.7% | 0.5-1.0% |
| 事務手数料 | 2.2% or 固定額 | 3.3万円が一般的 |
| 保証料 | 無料が多い | 借入額の2%前後 |
| 申込方法 | ネット完結 | 店舗訪問必須も |
| 窓口対応 | なし(チャット・電話) | あり |
| 団信 | 充実(無料オプションあり) | 標準的 |
2026年時点では、金利・手数料・団信のすべてでネット銀行が優位。「窓口で相談したい」というニーズがなければ、ネット銀行を選ぶのが合理的です。
10. よくある質問(FAQ)
Q1. ネット銀行は審査が厳しい?
A. メガバンクと同等です。「機械的・客観的な審査基準」なので、年収・勤続年数・他の借入状況で判断されます。「対面で個別事情を考慮してもらう」ことはできません。
Q2. ネット銀行は何かあった時に対応してくれる?
A. チャット・電話・メールでサポートあり。「店舗での対面相談」だけが不可。多くの問い合わせはネット完結で解決します。
Q3. 団信の選び方は?
A. 「標準団信(死亡・高度障害のみ)」「ガン団信」「3大疾病団信」「全疾病団信」と段階があります。金利上乗せがあるオプションも。健康状態と保険料を比較して選びます。
Q4. ネット銀行はサポートが心配…
A. 住宅ローンは「契約後は基本的に放置」なので、日常的なサポートはほぼ不要。借り換えタイミングや住宅ローン控除の確認程度です。
Q5. 借り換え後、また別のネット銀行に再借り換えしてもいい?
A. 制限はありません。3-5年に1回程度の再借り換えは現実的。金利差・諸費用を都度試算して判断してください。
11. まとめ
- 主要ネット銀行5社:auじぶん・住信SBI・ソニー・PayPay・楽天
- 金利最安:住信SBIネット銀行(0.298%)
- 手数料最安:ソニー銀行(44,000円固定)
- 5年ルールありで安心:auじぶん・楽天
- 即時反映で透明性:住信SBI・ソニー・PayPay
- 判断は「金利・手数料・ルール・団信」の4軸で総合的に
- 仮審査は2-3行に同時申込、モゲチェック等の一括比較も活用
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▼ 免責事項
本記事の金利・手数料は2026年5月時点の参考値です。各銀行の条件は変更される可能性があります。最新情報は各銀行公式サイトで確認してください。借り換えの最終判断は、必ずご自身で行ってください。
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